簡単に分かる!ジュエリーの刻印の意味とは

ジュエリーの刻印

ジュエリーを見てみて、刻印が刻まれているのを見たことがある人はいますよね。ものによっては素材の刻印はもちろん、宝石のカラット数から結婚相手のネームまで記されています。

ブランドにも、もちろん刻印が刻まれています。刻印によっては、作られた年代や場所まで分かる事も。この記事では、ジュエリーの刻印の意味を紹介させて頂きます。

なぜ刻印があるのか

刻印は必ず表記しなければならないという義務はないのですが、嘘の表示はいけません。ただ、シルバーなのにプラチナの刻印を刻んだり、10金に18金の刻印を偽装するのは詐欺行為です。こういった詐欺も増えています。

職人さんからすればある程度分かると思いますが、シルバーとプラチナの見分けは素人目ではかなり難しいです。ゴールドも同じですね。ですので、ジュエリーを購入する時は信用できるショップで買う事を勧めます。

素材の刻印について

素材の刻印には、「金属の種類と割合」を知らせる役割があります。貴金属は「純金」「純プラチナ」「純銀」といった純粋な状態だと、柔らかすぎてジュエリーには不向きです。

そこで、純粋な地金に、他の金属を混ぜる事で強度を上げています。「割合」についてですが、「パーミル(‰)」という記号を使用する事があります。

パーミル(‰)とは

パーセント(%)とよく似ている記号ですが、少し違います。パーセントが100分率に対し、パーミルは1000分率になります。

これは、パーセントでいう0.1%の位まで表されます。次はシルバー、ゴールド、プラチナのパーミルとそれに対する刻印をまとめました。

シルバーの刻印

パーミル数 内容
1000 1000‰ 純銀
999 999‰ シルバー + 1‰ 他の金属
950 950‰ シルバー + 50‰ 銅など
925 925‰ シルバー + 75‰ 銅など

シルバーの刻印は「SILVER」や「STERLING SILVER」、「SV」と表記されます。これら三つは同じ意味なので、まとめてシルバーと思っても良いでしょう。

その後ろに「950」「925」などの数字が付きます。一番多いのは「925」ですね。

ゴールドの刻印

割合 内容
K24 or 1000 1000‰ 純金
K22 or  917 917‰ 純金 +  83‰ 他の金属
K20 or  835 835‰ 純金 + 165‰ 他の金属
K18 or  750 750‰ 純金 + 250‰ 他の金属
K14 or  585 585‰ 純金 + 415‰ 他の金属
K12 or  500 500‰ 純金 + 500‰ 他の金属
K10 or  417 417‰ 純金 + 583‰ 他の金属
K9 or  375 375‰ 純金 + 625‰ 他の金属

よく見かけるKとは

「K」とは、カラット(karat)の頭文字であり、金製品に金が含まれる割合を24分率で表した単位です。「K10」「K14」「K18」「K24」が良く見かけられますね。K18は18/24で75%です。

このように日本では、「K〇」といった表記をされます。外国では1000分率の数字を刻印している場合もあります。750や585あたりが多いですね。

また、「FINE GOLD」という表記の金製品を見かけますが、これは「K24(純金)」と同じという事です。

「999.9」ともされます。また、18金ホワイトゴールドを「K18WG」、10金ピンクゴールドは「K10PG」と表記されます。

よく似ている紛らわしい刻印もある

高価な金属ですと、偽の刻印の他に「紛らわしい刻印」も多くあります。メッキの刻印が代表的です。

例えば、「K18GP」は「18金のメッキ」という意味になり、GPは「ゴールドプレーテッド(Gold Plated)」の略です。他にも種類があり、まとめてみました。

略称 名称
GP Gold Plated
GEP Gold Electro Plated
HGE Hard Gold Electro plated
GF Gold Filled
GR Gold Rolled
RGP Rolled Gold Plate

以上が紛らわしい刻印の例ではないでしょうか。つまり、見た目が金色だとしても、中身はシルバーや鉄だという事があります。商品購入の際は、表記に気を付けてください。

よく似た他の刻印も

金製品を通常「K〇」と呼びますが、まれに「18K」と表記しているものもあります。これは、本物でもあるし、偽物でもあるという事を示しています。

この表記は、古いものに見られます。また、「18KT」と表記したものもあり、これはカラット(KARAT)の略で、主に外国でされます。日本ではあまり見かけません。

プラチナの刻印

純度 内容
Pt1000 1000‰ 純プラチナ
Pt 950 950‰ 純プラチナ + 50‰ パラジウムなど
Pt 900 900‰ 純プラチナ + 100‰ パラジウムなど
Pt 850 850‰ 純プラチナ + 150‰ パラジウムなど

表記として「PLATINUM」と書いてあるものもあります。結婚指輪や婚約指輪などには、PT900などプラチナの純度が高い物がよく使用されます。また、PT850は、ネックレスのチェーンによく使われます。

トップ部分にPT900を使用する製品もよく見かけられます。日本において、純度がPT850未満のものはプラチナとして呼びません。プラチナが高級貴金属として人気なのは、こういった品質へのこだわりが秘められているからです。

最後に

いかがでしょうか。ジュエリーの刻印の意味を紹介させて頂きました。復習しますと、刻印は必ず打たなければならない義務はありません。偽の刻印はダメですし、それを利用した悪徳業者もいます。

信頼のあるショップで購入するほうが安心できます。シルバー、金、プラチナには純度があって、それぞれ煌めきの強さが微妙に異なります。しかし、ジュエリーの品質を図る証にはなります。

以下のショップは、シルバーは見たところ扱ってませんが、10金、14金、18金、プラチナ(PT900、PT850)を使用した商品を種類豊富衣に揃えていますのでおすすめ!

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