- ピアスの素材で錆びにくくアレルギーの出ない物は?
- ゴールドとゴールドフィルドってなに?
- おすすめのピアスの素材は?
ネックレスやリング、ブレスレットなど装身具を選ぶ上で気にしたことがあるのは素材ではないでしょうか。
人によってはアレルギーを起こさないか心配な方もいます。
最近ではバイオプラストという、プラスチックを使ったピアスもありますね。
今回はピアス、ペンダントなどアクセサリーの素材の種類及び、失敗しない選び方を紹介します。
- アクセサリー、ジュエリーの素材の種類
- 金属素材の失敗しない選び方
目次
アクセサリーの素材の種類について
まず、代表的なアクセサリーの素材の種類をピックアップしました。
レジンやプラスチック製は安いアクセサリー、ゴールドやプラチナは値段が高いジュエリーによく見かけられます。
シルバー(銀)
安価なシルバーアクセサリーから、有名ブランドのピアスやネックレスまで幅広く使われる金属です。
シルバー925(SV925)・・・銀92.5%+銅など7.5%
ゴールド(金)
太古の昔から装飾品として愛用され続けた金。
艶やかな黄色は、ピアスやネックレス、リングにしても華やかな印象を与えます。
また、金にパラジウムを混ぜたホワイトゴールド、金に銅を混ぜたピンクゴールド(ローズゴールド)もありますよ。
18金(K18)・・・金75%+銀と銅25%
14金(K14)・・・金58%+銀と銅42%
10金(K10)・・・金42%+銀と銅58%
ゴールドフィルドは端的に言うと「金張り」です。
製造方法は様々で一般的な製法だと、素材(真鍮)に高熱・高圧力で金の層を圧着して作られます。
圧着された「金の層の重量」が「素材を含む総重量」の1/20以上(5%以上)になると、 ゴールドフィルド(金張り)とされます。
14金ゴールドフィルド(14KGF)の場合、「商品全重量の1/20以上が14金」という意味になり、「14/20K」などと表記されます。
プレーテッドはメッキのことで、真鍮などの素材に電気の力で金の膜を張ったものです。
「GP」などと表記されます。
K24の後にGPの文字があれば、その品物は全部純金ということになりません。
金メッキはふとした衝撃で剥がれやすいので注意が必要です。
プラチナ
資産価値としてゴールドと並ぶ貴金属です。
変色がなく、安定した色合いを持ちます。
プラチナ900(Pt900)・・・プラチナ90%+パラジウムなど10%
チタン
白色系の金属で、医療器具や体内に埋め込めるほど人体に適応した素材です。
サージカルステンレス
鉄+ニッケル+クロムの合金です。
金属アレルギーが起こりにくく、医療用メスなど医療器具に使われる金属。
次からジュエリー、アクセサリーの素材を選ぶために、4つのポイントを考えてみました。
アクセサリーの素材を選ぶ4つのポイント
ここまでアクセサリーやジュエリーに使われる素材の種類を列挙しました、次は4つの簡単な選び方を紹介します。
- アレルギーが出ないか
- 色合い・見た目
- 変色のしやすさ
- 天然石との相性
アレルギーが出ないか
特にファーストピアスを選ぶ場合、アレルギーの少ない素材を選ぶ人が多いはず。
まず、アレルギーを起こしやすいと聞く素材は次の通りです。
銀、パラジウム、銅、ニッケル、クロム
実はこれら、ほとんどの合金やプラチナに入っていますね。
ジュエリーも何かしら銅やパラジウムが混入された物が大半、という事になります。
シルバーを使ったアクセサリーを身につけた経験があり、特にアレルギー反応がない、という方は問題ありません。
ただ、どうしてもアレルギーが気になる場合は、次の金属は避けた方がいいでしょう。
- パラジウム、ニッケル、クロムが入ったシルバー
- ゴールドメッキ
- ゴールドフィルド
- 純金(24金)以外の合金
- 純プラチナ以外のプラチナ(pt100、pt850など)
ゴールドフィルドやメッキは中に真鍮が入っており、金張りが剥がれたら真鍮が浮き彫りになるので、真鍮アレルギーの方はやめたほうが無難です。
ですが、アレルギーのない方なら、ゴールドフィルドは値段の面でもお買い得。
バイオプラストのプラスチック製ピアスなら、まずアレルギーを起こさないでしょう。
また、アレルギーフリーであるチタン、サージカルステンレスなら安心して使えますよ。
ステンレス製のボディピアスも人気ですね。
ボディピアスなら軟骨などに開けている人は付けっぱなしにしている場合が多いです。
チタン、サージカルステンレスは金属イオンが体内に溶け出すことがほとんどないからアレルギーを起こさないと言われます。
そしてジュエリーを身につけたいのであれば、やはり純金と純プラチナ。
上記の金属より値段がグンと高くなってしまいますが、安心して身に付けられるメリットがあります。
色合い・見た目
白銀系金属とゴールド系金属に分けてみましょう。
白銀系
- チタン・・・黒っぽい銀色。加工によってプラチナに近い色になる。
- サージカルステンレス・・・灰色
- シルバー925(SV925)・・・白みの強い銀色。金属の中で反射率が高いため、鏡面仕上げされたシルバージュエリーは明るい白色になる。
- プラチナ(pt900)・・・黒みを帯びた銀色
ホワイトゴールド
- 10金(K10WG)・・・金の含有率が低く、パラジウムやニッケルの白さが混じり、淡い白銀色。
- 14金(K14WG)・・・10金と18金の中間イメージで18金に近い。
- 18金(K18WG)・・・金の含有率が高く、パラジウムやニッケルの白さが混じり、白みの強い白銀色。
ゴールド系
- 10金(K10)・・・黄金色に銅の赤みと銀の白さが合わさった、淡い黄色の輝き
- 14金(K14)・・・10金と18金の中間イメージで色合いは18金に近い。
- 18金(K18)・・・黄金色に銅の赤みと銀の白さが少し合わさった、白みの光沢がある黄色の輝き
- 10金(K10PG)・・・金の含有率が低く、銅の赤みが強めのピンク色。
- 18金(K18PG)・・・金の含有率が高く、銅の赤みがかった金色。
黄色系のゴールドでもシャンパンゴールド、グリーンゴールド、イエローゴールドと分かれます。
多いのはイエローゴールドで他二つは取り扱いが少ないです。
イエローゴールドとは、純金に他の金属を混ぜたものかつ、鮮やかな黄色のアクセサリーの総称とされます。
イエローゴールドは、混ぜる金属である「銀」と「銅」の比率がほぼ半々の金属。
銀の比率が多ければ「グリーンゴールド(金75%+銀25%)」となり、銅の比率が多ければピンクゴールドや「レッドゴールド(金75%+銅25%)」となります。
ちなみにグリーンゴールドは業界用語ですが「青割りの18金」、レッドゴールドは「赤割りの18金」と呼ばれます。
変色のしやすさ
- シルバー925(SV925)・・・銀以外の成分、銅が空気に触れて酸化、硫化して変色する。
- ロジウムメッキのホワイトゴールド・・・メッキはぶつけたりすると剥がれ落ち、その露出部分が酸化して変色する。
- 18金(K18)・14金(K14)・10金(K10)・・・金以外に含まれる成分「銀」「銅」が酸化や硫化して変色する。
- プラチナ、チタン、サージカルステンレス・・・ほぼ変色の心配は要らないが、皮脂がつくのでお手入れ推奨。
純銀/純金/純プラチナ/チタン/ステンレス以外は長く使うとどうしても錆びる、変色する可能性があります。
ゴールドフィルドやメッキも、金の膜を張っているので剥げて中の真鍮が変色します。
プラチナは錆びないのでジュエリーとしてもおすすめ。
天然石との相性
この点に関しては、見た目ではあまり変わらないでしょう。
ただ、チタンやサージカルステンレスに天然石の組み合わせは現時点では少ないです。
これらはゴールドよりかなり硬いため、デザイン的にも少ないのでしょう。
天然石アクセサリーはシルバー、ゴールドやプラチナとの組み合わせが多く見かけられます。
値段をかけたものとしては、天然石×貴金属のほうだと高級感があって見えますね。
チタンやサージカルステンレス、プラチナやホワイトゴールドと見比べてみても、ぱっと見では同じように見えます。
見慣れている人ならすぐに分かりますが、シルバーとプラチナの色はなかなか似ています。
資産価値と考えるなら、やっぱりダイヤモンドなどの貴石×プラチナ、ゴールドがメインかなと思います。
まとめ
今回はアクセサリー、ジュエリーに使われる素材の種類、選び方について紹介しました。
金属素材の種類は次の5つでしたね。
- シルバー
- ゴールド
- プラチナ
- チタン
- サージカルステンレス
シルバーはSV925、ゴールドにはk10/k14/k18と金の含有率に違いがあり、銀やパラジウム、銅を混ぜるかで色味も変わります。
また、ピアスの中にはバイオプラストというプラスチック製もあります。
この中でも、どうしてもアレルギーが気になる場合は、次の金属は避けた方がいいかもしれません。
- パラジウム、ニッケル、クロムが入ったシルバー
- ゴールドメッキ
- ゴールドフィルド
- 純金(24金)以外の合金
- 純プラチナ以外のプラチナ(pt100、pt850など)
また、アクセサリーの素材を選ぶポイントは4つ挙げました、次の通りです。
- アレルギーが出ないか
- 色合い・見た目
- 変色のしやすさ
- 天然石との相性
金属アレルギーを起こしやすい素材は銀、パラジウム、銅、ニッケル、クロムでした。
ですが、合金や純プラチナ以外のプラチナにもこれらの素材は入っています。
アレルギーフリーであればチタン、サージカルステンレスをおすすめします。
金属のカラーは白銀系とゴールド系の2つに分けました。
- チタン・・・黒っぽい銀色。加工によってプラチナに近い色になる。
- サージカルステンレス・・・灰色
- シルバー925(SV925)・・・白みの強い銀色。金属の中で反射率が高いため、鏡面仕上げされたシルバージュエリーは明るい白色になる。
- プラチナ(pt900)・・・黒みを帯びた銀色
- 10金(K10WG)・・・金の含有率が低く、パラジウムやニッケルの白さが混じり、淡い白銀色。
- 14金(K14WG)・・・10金と18金の中間イメージで18金に近い。
- 18金(K18WG)・・・金の含有率が高く、パラジウムやニッケルの白さが混じり、白みの強い白銀色。
- 10金(K10)・・・黄金色に銅の赤みと銀の白さが合わさった、淡い黄色の輝き
- 14金(K14)・・・10金と18金の中間イメージで色合いは18金に近い。
- 18金(K18)・・・黄金色に銅の赤みと銀の白さが少し合わさった、白みの光沢がある黄色の輝き
- 10金(K10PG)・・・金の含有率が低く、銅の赤みが強めのピンク色。
- 18金(K18PG)・・・金の含有率が高く、銅の赤みがかった金色。
純銀/純金/純プラチナ/チタン/ステンレス以外は長く使うとどうしても錆びる、変色する可能性があります。
- チタンやサージカルステンレスに天然石の組み合わせは現時点では少ない
- シルバー、ゴールドやプラチナとの組み合わせが多い
- 資産価値としてもシルバー、ゴールドやプラチナと相性がいい
アクセサリーはチタン、ステンレスが多く、人工石や天然石と組み合わせた商品もあります。
本格的なジュエリーを選ぶならゴールド、プラチナ×天然石がおすすめ。
金属アレルギーを気にする場合、チタンやステンレスがおすすめですよ。