ホワイトゴールドとプラチナとシルバーの違いとは|どれがいい?

ホワイトゴールドとプラチナとシルバーの違いとは|どれがいい?

白銀系貴金属と聞くと、シルバーやチタン、ホワイトゴールドやプラチナが思い浮かぶのではないでしょうか。

シルバーは銀って分かるけど、ホワイトゴールドって何だろう?プラチナとは?と言う人もいますよね。

さらに、見た目は似ているのに、何故価格も違うのだろう?という疑問も。

今回は、ホワイトゴールドとプラチナとシルバーの違いについて紹介します。

ポイント

配分ごとに比較すると混乱しやすいため今回は、純プラチナ(PT999)、純銀(SV999)、18金ホワイトゴールド(K18WG)の前提で進めます。

K18WGはホワイトゴールドの中では最も金の純度が高いため、今回の比較に挙げさせて頂きました。

人気の白系貴金属の主な違いについて

白系貴金属の中でも、特に人気なのがシルバー・ホワイトゴールド・プラチナ。

どれも白い金属だけど名前が違うし、同じ白金というわけでもないですよね。

大きな違いは、次の2つのパーツに分けられます。

また、どっちがいいのか早く知りたいという方は5つの比較から見て頂けると早いと思います。

  1. 色味
  2. 素材の構成

色味

結論から言いますと、色味が白に近い順に書くと、シルバー>プラチナ>ホワイトゴールドとなります。

グレーに近い順だとこの逆で、ホワイトゴールド>プラチナ>シルバーです。

こう見るとホワイトゴールドって意外と白くないの?と思うかもしれませんが、結構白く輝きますよ。

シルバーのほうが白系の金属の中では最も白いですね。

これは光の反射率が98%とかなり高いことから、白く美しい光沢をもつとされます。

プラチナはやや落ち着いた白い煌めきを放ちます。

素材の構成

まず、母体となる金属とその色を書いていきます。

  • シルバー⇒純銀・白
  • プラチナ⇒純プラチナ・白
  • ホワイトゴールド⇒純金・金色(黄色)

よく見かけるシルバー925(SV925)は、純銀にパラジウムや銅などの他金属(割金)を入れて作られます。

銀925‰(パーミル)と銅など(75‰)の配分が主流ですね。

この925という数字は銀の純度を表し、‰(パーミル)が単位となります、‰は千分率です。

よって、シルバー925とは、92.5%の銀と7.5%の銅などで構成された合金と言う事になります。

次に、プラチナ900はプラチナ90%にパラジウムやロジウム等10%を入れて作られます。

そして、プラチナ850は、プラチナ成分が85%ということですね。

また、18金ホワイトゴールドは金75%にロジウム・シルバーなど25%を割金に入れた合金ということになります。

25%の白い金属が混ざる事により、金色味のあるグレーに変化します。

どっちがいい?5つの比較

さて、ここまで違いを2つ取り上げましたが、次はどちらがいいのか見分けるため、比較をしてみました。

  1. 見た目・色
  2. 強度
  3. 値段
  4. 長持ちしやすさ
  5. お手入れのしやすさ

見た目・色

白に近い順に、シルバー>プラチナ>ホワイトゴールドで、グレーに近い順だとこの逆でしたね。

これは素材の配分量によって色味が若干変わりますので、一概にこの通りとは限りません。

例えば、プラチナもPT100だと白味よりグレーっぽさが強いです。

白色の強さで見るなら、10金ホワイトゴールド(k10wg)≧プラチナ(PT100)となりえるでしょう。

強度

同じ形状でなら、18金ホワイトゴールド>純プラチナ>純シルバーの順で強度が高くなります。

シルバーのほうが、強度は低めで傷がつきやすいということですね。

18金ホワイトゴールドは、割金が入っているため、硬度もプラチナより上がるのでしょう。

また、一口にPT900一つとっても全てが同じ硬さであるとは限りません。

金属には叩けば叩くほど硬くなる性質「金属疲労」がありまして、金属の中の密度が高くなります。

それによって指輪も変形しにくくなり、頑丈になるのですね。

そのため、型に溶かした金属を流して作る鋳造品より、金属の塊を叩いて作る鍛造製法品のほうが硬度も高くなります。

この鍛造製法品で作られたジュエリーだと強度も高くておすすめ。

値段

これは相場によって変動します。

1g単位での値段を見ていきましょう。

ホワイトゴールドは金なので、金の値段で書きます。

価格表(2023年07月25日 09:30時点)

素材店頭小売価格(税込み)
9,821 円/1g
プラチナ4,876 円/1g
124.30 円/1g
参照元:https://gold.tanaka.co.jp/index.php

今のところ、上の二つが飛びぬけており、金はプラチナより相場の値段が高いですね。

昔はプラチナと金に差が少ない時期もありましたが、今の時点ではこの通りです。

稀少性はこの二つが圧倒的。

また、ゴールドとプラチナジュエリーで「なんでゴールドのほうが安いの?」と思う事もあるかもしれません。

それはたまたま相場が安い時に買ったものが、ショップのほうで残っているからだと思われます。

そのうち価格が上がる可能性も考えられます。

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引用元:https://online.thekiss.co.jp/k-n510yg.html
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長持ちしやすさ

ここは、変色しやすいかどうかという観点で、長持ちしやすいか見てみます。

結論から言うと、プラチナ>シルバー・ホワイトゴールドですが、どれくらいの期間使うかによって変わります。

大抵のシルバーは変色防止メッキ加工が施され、変色をだいぶ防げるようになっています。

ただ、日常生活の中で、物に当てる事も多少あるので摩擦や傷がどうしても起こってしまいますよね。

それにより、メッキも剥がれて変色が進んでしまいます。

また、汚れや老廃物の付着したまま長く放置すると、それも変色を招く可能性があります。

シルバーは黒色に変色することも考えると、短期間での使用・今しか使わないと思う女性におすすめ。

そして、3~5年以上など長い間使うのであれば、プラチナが有利でしょう。

若干のくすみはすれども、変色もしないのがプラチナの強み。

結婚指輪など記念品はプラチナが愛用され続けているのも、こういった理由からでしょう。

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お手入れのしやすさ

手入れの簡単さについては、プラチナが扱いやすいです。

変色が無いので、お手入れも定期的にしすぎずに済みます。

シルバーもホワイトゴールドも保管環境が悪い・あまり磨き直していないようであれば錆び・変色が起こる可能性が高いでしょう。

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結婚指輪はどの貴金属が良い?

だからPT900などのプラチナリングが多い訳ですね。

これまでの通り、ピンクゴールドが最も硬いのですが、指輪がそうだと色が可愛らしい気もするかもしれません。

クールなイメージだとホワイトゴールドやプラチナがおすすめ。

ちなみに、薬指は意外と物にあたる部分ですので、中指が比較的安全とされます。

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まとめ

白系貴金属の中でも、人気なプラチナ・ホワイトゴールド・シルバー(銀)。

これらは同じ白味のある金属ですが、かなりの違いがあります。

  1. 色味
  2. 素材の構成

これらもそうだけど、一番気にしている箇所はどっちがいいか?ですよね。

そこで、3つの白系金属を5つの比較を挙げて列挙しました。

  1. 見た目・色
  2. 強度
  3. 値段
  4. 長持ちしやすさ
  5. お手入れのしやすさ

総合的にみると、変色・色味の長持ちしやすさに関してはプラチナが圧倒的なイメージ。

白味はシルバーより低めですが、長持ちします。

ホワイトゴールドもシルバーもお手入れを定期的に行えば、それなりに変色が遅く、長期間美しさを維持できるでしょう。

ただ、変色も「年数を経た自分だけの物」という風な捉え方もできます。

シルバー・ホワイトゴールドは変色の可能性はあり、プラチナは変色しないという点だけ覚えておきたいポイント。

その上で、どっちがいいか決めてみて下さいね。

そして、強度はシルバーよりホワイトゴールドのほうが固くなる傾向があります。

また、結婚指輪はプラチナ900・18金ホワイトゴールドがおすすめ。

ショップにもよりますが、特に結婚指輪においては、鍛造製法品で製造されたリングは強度が高くて長持ちします。

一般的には、鋳造品が多いのですが、強度を求めるのなら鍛造製法品の指輪がいいでしょう。

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