ダイヤモンドネックレスやピアス、リングを探していると見かける「覆輪(フクリン)留め」や「爪留め」。
名前は見たことがあるけど、専門用語みたいでよく分からない、と思う人もいますよね。
そこで、今回は覆輪留めと爪留めについて、それぞれメリットとデメリットを書きました。
目次
覆輪留めとは?メリットとデメリット
エタニティリングの選び方でも少し挙げており、その内容と同じものがありますが、ここでも明示しておきます。
- 滑らかなきらめき
- 石が大きく見える
- 石が外れにくい
ふくりん留めの強みはなんといっても「滑らかなフォルム」。
丸みがあり、ゴールドやプラチナなど貴金属のツヤを引き出します。
また、覆輪留めにはダイヤモンドの周りを金属部分で囲うため石が大きく見えやすいメリットがあります。
0.3ctや0.5ctの一粒ダイヤモンドがさらに大きく見えそう。
覆輪留めは円筒状の地金パーツにダイヤモンドをおさめて、ダイヤから余った貴金属のフチ部分を伏せこんで作るため、石が外れにくい構造になっています。
伏せ込んで作る事からフクリン留めは「伏せ込み」とも呼ばれます。
英語では「ベゼルセッティング」と言われます。
- 爪留めと比べて値段は高め
- 裏側にゴミがたまりやすい
爪留めと比べると地金の量が多くなるので価格も高くなります。
覆輪留めダイヤモンドならではの滑らかなきらめきは価格分の価値はあるかと思います。
また、覆輪留めの裏はゴミが溜まりやすいので、定期的に掃除しておく事をおすすめします。
あと、よく見かけるカボションカットのリング。
爪留めでも同じですがこれは長い間使っていると、そのうち石の裏の板にゴミが付着してきます。
ですので、このカボションカットのリングには色の濃い石が使われますのであまり心配はないでしょう。
爪留めとは?メリットとデメリット
ダイヤモンドジュエリーで一番多いのはこの爪留めですね、メリットとデメリットを見ていきましょう。
- 石の存在感を引き出す
- 色々なデザインがある
- リフォームしやすい
石の輝きを活かした構造になっており、ダイヤモンドなど宝石の存在感を引き出します。
爪留めは4本爪、6本爪や3本爪が多く、しずくやハートなどモチーフ系と組み合わせて作られるのでデザイン性も高いです。
丸型とほぼ決まっている覆輪留めより色々なデザインのジュエリーが選べるのがメリット。
あと、シンプルなセッティングのジュエリーですので石の留め外しがしやすく、他のデザインへのリフォームも可能なのが最大の強み。
筆者も接客経験があり、母からもらった一粒ダイヤモンドネックレスを石だけ留め換えてもらうといった話も聞きました。
- 爪に衣服が引っかかることがある
あまり気にならないものですが、爪留めですから爪の間に衣服の繊維やカバンの糸が引っかかることもあり得ます。
覆輪留めと爪留め、どっちがいい? まとめ
ダイヤモンドジュエリーには、覆輪留と爪留が多く見かけられます。
それぞれ特徴があって、どっちがいい?と悩む事はあるでしょう。
さて、ここまで各々のメリットとデメリットを見てきましたが、おさらいしましょう。
覆輪留め
- 滑らかなきらめき
- 石が大きく見える
- 石が外れにくい
- 爪留めと比べて値段は高め
- 裏側にゴミがたまりやすい
対して、爪留めの強み弱みは次の通りでした。
爪留め
- 石の存在感を引き出す
- 色々なデザインがある
- リフォームしやすい
- 爪に衣服が引っかかることがある
両者ともに大きく言えるのは「価格の違い」です。
見た目で選ぶのがベストな選び方なのかもしれません。
ぜひ、好きな留め方のダイヤモンドジュエリーを見つけてください。